DVD-RWへの展望

DVD-RWはDVDと同じ12cmCDサイズであることからDVDデッキで再生できると嬉しいものであり、便利であろう。 しかし残念ながらそれはできない。
ただしDVD-RW対応のDVDデッキであればそれはできる、という。
現在ではそのようなデッキは世の中にはない。しかしシャープから液晶TV一体型ではあるが、 対応デッキがはじめてでることが発表された(2000年7月1日発売予定)。同様のものもほぼ同じ値段であることからDVD-RW対応にするために値段が高くなるというようなものではないようだ。
とすると今後DVD-RW再生機能がとりあえずついているという状態になることも期待できる。値段がいっしょならばひとつでも機能が多いほうを買うものだ。 となるとこのDVD-RW対応DVD再生機が増えることに対しては大いに期待できる。

PCとの親和性?

対抗として松下陣営がDVD-RAMなるものを出してきたが、あれはほとんどMOディスクのようであり(MOは富士通陣営。だからPDの発展形なのだろうか)、あれを「DVD」というのには彼らには抵抗がないのだろうか?
おそらくは今回のDVD-RWとほとんど同じ程度の性能・機能であろう。同じ容量で同じMPEG2方式を使っている以上、さほど差をつけられるものではないわけである。
また12cmサイズでかつ4.7Gという容量を稼ぐために元々のDVDと記録ピッチなどを変えざるをえなかったようだ。
DVD-RAM陣営はPC対応に対しての親和性を強調しているが、彼らの言い分はどうも疑問であり、姑息に聞こえる。
書き換え回数も優位な点としてあげている。それは確かだ。AV用途ならともかく、PC用で1000回であったとしたらそれは少なすぎるだろう。
逆にいえばただそれだけのことである。AVとして1000回が少ないという意見もある。それはもっともだ。一方でメディアメーカーの意見としては、規格が1000回ならメーカーとしてはその一桁上を目指すのがプライドというものである、という頼もしい発言もある。
さてPCの親和性というのはもちろんPC対応のDVD-RAM対応ドライブを出すという意味なのであろうが、DVD-RW対応DVD-ROMが出てくれさえすれば同じ事である。 パイオニアは既にDVD-ROMドライブでスロットインタイプを中心に評判が良いようであり、その勢いでがんばってもらいたいものである。

だいたいデジタルなのであるから親和性もなにもない。
iLinkを積極的に推進しているSONYはDVD-RW陣営である。SONYがデッキを出すときには当然のようにiLinkは搭載してくるだろう。
ところでメディアの生情報をそのままエキスプローラなどで読み書き、は果たして実現されるだろうか。それは著作権の問題が絡んでくる。このことはMP3などソリッドプレイヤーで既にできない、という解が示されており、それと同じ結果になることに想像は難くない。
外見でいえば、CD/CD-R/CD-RW/DVD-ROM/DVD-RWコンパチドライブなどというのも、可能になりそうだ、ということから親和性もDVD-RWのほうが高いように思う。
DVD-RAMは間違いなく別にドライブのある場所を消費する必要があるわけだから論外である。

これからますますリビングPC、スマートPC、ノートPCの出番は増えていくのだろう。そしてそれにCD+DVDドライブは今までどおり必須であろう。それを押しのけてDVD-RAMドライブを置く場所がどこにあろうか。DVD-RWにはおそらく技術的な課題はあろうが、上位モデルにはDVD-RW書き込み対応、下位モデルにはDVD-RW読み込みのみ、ということも十分考えられる。
まず形を同じにする、というのは非常に意味のあることなのだ。

そのための第一歩がこのDVD-R1000なのだと思っている。
パイオニアにはぜひ中心となってがんばって欲しいし、SONYにはAV-PCとしてVAIOを中心に進めることが、シャープには家庭用プレイヤーを中心に普及を高めることが期待できるだろう。

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