セーラームーン世代の社会論

著者:稲田豊史

2017年で(アニメ)セーラームーン25周年となる。
1992年から始まり、5年間続いた作品であり、比較的希有な存在と言えるでしょう。
この本は、「セーラームーン」を見て育った世代というものを論じているものです。

こういう本は社会学者があまり対象物を知らないで表層的に論じているものが多いのですが、この本はキチンと作品を見ていたことが伝わってきます。
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会社に行きたくないと思ったときに読む本

著者:ビジネス格言研究会
副題:心が軽くなる言葉90

いちおう題名通りの“言葉”も載せられているのだが、あまり心に響かない。
所詮は格言=他人の言葉を引用しているだけなのか、その言葉が不適切なのかは分からないが、今ひとつ。

それはともかくとしても、題名通りの“言葉”は全体の一部だけに過ぎない。
読み放題だからともかく、これを購入したら“がっかり”というレベルではなかろうか。
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あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。

著者:日野 瑛太郎

まあ、会社で言ったら“常識的に”白い目で見られるのは確実な、ミモフタモナイ本。
なぜかと言えば私も昔から全く同意であり、ほとんど書いてあることを自分でも実行して(しまって)いるからです。
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しゃべれないあなたは悪くない!英語力が伸びるホントの方法

それでも学校英語に期待しますか?と同じ著者が書かれた本。
この本の内容は比較的軽い。
要するに英語を出来るようになるには勉強はそこそこに「どんどん使えば良いんだよ」っていう事です。
「しゃべれない」と題目にありますが、読み書き聞き話すのすべてに通じます。

理論ももちろん重要ですが、それより何事も経験や慣れや日頃の訓練の積み重ねが重要なわけで、それは英語力においても同じというだけの話です。
細かいテクニックやら手法やらハウツーやら、そういうのもいいですが、ある程度理論がわかったら「習うより慣れろ」が上達の早道なのは英語力でも同じってことです。

ここでも「完璧主義は捨てろ」って話が出てきます。
例えば日本語のニュースでも聞いていて100%理解しているかといえば違うでしょう?ってことです。
例えば国会関係で話題になった「委員会採決」って理解していますか?理解していなければなぜそれをすっ飛ばしたことの問題の真意が分かるわけがありません。でもなんとなく流していますよね。
ましてや英語のニュースを聞いて100%理解出来るわけがありません。その国の異文化に根ざした習慣や常識、言い回しに根ざしたことを理解するのは日本語でも困難です。

だから「だいたいわかればいいんです」
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原発洗脳

副題:アメリカに支配される日本の原子力
著者:著者: 苫米地英人

“原発ムラ”の頂点は米国にあるとする論点。
米国の戦後占領政策に始まり、日米安全保障条約にも関わる問題であるという。

原発には否定的な私でも一歩引いた目で見ざるを得ないところもある。
しかし、いわゆる原発政策にまつわる“不可思議”“不合理”“不自然”な“状況”も、この観点で考えれば自然なものとして説明が付くと言うのは否めないのです。

東芝の破綻回避とのため、流石にWHを破綻させましたが、その根本原因はWHの経営上の数字すらまともな報告がなかった、関与させてもらえなかったということでしょう。
経営の数字すらですから、技術的詳細なぞ関与できていた訳がありません。
買ったはずの会社の技術を“吸い取れない”。
こんな不条理な買収はありえません。
しかし、これもこの論点に立てばごく自然な成り行きと考えることが出来ます。
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