日本型組織の病を考える

著者:村木厚子

厚生労働省 課長時代に「誤認逮捕」されて一躍有名になった「あの人」です。
これも、というか、検察の「でっち上げ」「証拠捏造」によって逮捕されたもので当時はかなり話題になったのを覚えています。

村木さんはその後復職されて厚生労働省事務次官にまでなり、現在は定年退職されて現在はNPOに関係したり、客員教授や外部取締役をされているようです。

この本は村木さんが書かれたというよりは、寄稿記事を大幅編集して本にしたものであり、タイトルとはちょっと離れてしまっているように思います。
これは村木さんがどうこうではなく編集者(出版社)の責任のような感じの本です。

とりあえずタイトルについては追求しない方が良いでしょう。
その部分はややとってつけたように見えます。
しかし断片的な内容ではありますが基本的に興味深い内容がたくさん書かれています。

村木さんはいわゆる東大官僚ではなく、高知の地方大学出で、最初は地元県庁就職で良いかと思っていたが、ためしに受けた国家公務員試験に受かってしまったので、という人です。
そういう人が事務次官にまで上がっており、現場も知っていて、決して驕らずトップまで行った人の視点というのは貴重です。
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