高校英語教育を整理する!教育現場における22のギャップ

著者:金谷 憲, 隅田 朗彦、大田 悦子、臼倉 美里

英語教育関連の本ですが、表紙に「同僚とあなたの認識ずれていませんか」と書いてあります。

英語教育に限ったことでは無く、改革や革新、いや、改善ですらなにかしら変えていくときには必ず“抵抗勢力”が存在します。
反対意見がなぜ出るのか、それは認識のずれ、ギャップから生じていると考えられます。

この本では「整理する!」と書いているように、また、まえがきでも書かれているのですが、「高校英語教育」の問題解決以前の問題として、「そもそも問題は何であるのか」というそもそもの論点をまず整理しています。
代わりにその答えは書かれていません。

表紙に例題として『高校生に最低限身につけさせたい「基礎・基本」って?』と書かれています。
こんな“基礎的”なところでも人によって異なった認識、見方による「基礎・基本」が提示されてしまっています。
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完全残業ゼロのIT企業になったら何が起きたか

最近、この手の本ばかり読んでいる気がします。

ブラック企業の代表格、残業地獄業界として有名なIT企業での話です。
求人広告で残業ゼロと書いたらハローワークから「ウソをつくな」と怒られたという逸話まで書いてあります。
ハローワークにも「あり得ない」と思われているのでしょう。

残業ゼロにすると業績が下がると反対する人がありがちなのですが、実際にやってみるとこの会社では残業ゼロ開始から一ヶ月目で業績は向上したそうです。

長期的にも優秀な社員が入ってくる、定着(特に女性社員)してくれる等のメリットも起きているそうです。これは当然の結果でしょう。
良いことずくめで「経営戦略」であると書いています。

IT企業と言えばクライアント。
クライアントからの緊急要請に対応しないのはクライアントから怒られるのでは?と考えるのも不思議では無いでしょう。
ところが実際にやってみると確かに激怒した会社もあったそうですが、ほぼ「共感・賛同してくれた」そうです。
激怒するような会社は契約解除で終了。
もちろん緊急対応しないわけではなく役員が対応するだけのこと。
滅多に無いから緊急なので実際にはたいしたことはないのでしょう。
そもそもその緊急のために無用な負担をかける方が不合理なのでしょう。
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ほとんどの社員が17時に帰る10年連続右肩上がりの会社

著者:岩崎裕美子

“ブラック”レベルの会社で身をすり減らし働いた経験の後、自分で会社を立ち上げ、タイトルのような会社にした社長が書いておられます。

多分若い人が読んでもいまひとつ分からないかも知れない。
管理職やある程度上役になり、会社の運営・改革などに携わる人には身に染みるのでは無いかと思うし、そうあって欲しいと思います。

とても実感があるのは、良いことのエッセンスだけを書いているのでは無く、自らの自分史・会社史を振り返り、失敗と成功をきちんと書いているということなのだと感じます。

短時間労働・女性活躍。
この言葉を良く聞くようになっても、どこの会社も、一向に変わる気配すらありません。
何が“真因”なのでしょうか。

その中で短時間と女性活躍(社長と一緒に起業したナンバー2も含め、ほぼ女性社員だけであり、常に誰かが産休を取っているほどの状態で出産後職場復帰率は100%)のお手本とも言える会社なのでしょう。
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