ドリームキャストに思ふ


イメージキャラクタは湯川専務、となってしまったドリームキャスト
あげくの果てには箱にも堂々と写真が貼られているわ、箱の中にはCDデビューのチラシがはいっているわ。
それにしてもある程度の規模の会社の本物の専務がこれだけCMに連続して出ている例は珍しいと思う。
会社というものを知っている社会人ならともかく、ゲームをする層といわれる学生にはいったいどういう風にあのCMは 写ったのだろうか。それも興味深い。

正直言ってドリームキャストは技術的も、先進性としてもおもしろくもなんともない。
なんにも新しいものはないといっても過言はないのである。
基本部分のOSはWindowsCEだし、グラフィックアクセラレータは日本電気のPowerVR2。
新しい技術といえばGD-ROM。CD-ROMと一見同一で倍近い容量で、どうも体感で結構速い。
と思ったらなんと12倍速相当だという。1.8MByte/秒だから速いのはあたりまえ。 このあたりならおそらくドライブ側にもキャッシュがあるだろう。
音楽周りもXG音源相当というが、まぁ、YAMAHAからの提供そのもの。

つまりはAT互換機のゲーム仕様のもの(とはいってもレベルは高い)から贅肉を削ぎ落として ちいさく上手にまとめたという感覚だろうか。
まぁ、ほとんどのパソコンメーカーが結局は同じようなことをしているわけだから 否定をするようなものとはいえないし、堅実な方法であることは間違いない。

ゲームメーカーにとっては市場が大きいことはよいこと。
ゲームは開発にかかるお金がほとんど。あとはコピーして売るだけ、といっても過言ではないほどの世界だから 売れれば売れるほど売り上げが即、儲けに直結していく。
初回で15万台完売ということ。すでに15万台の市場ができたということ。
AT互換機の市場はでかいといっても最新のゲームをこなせるマシンがどの程度市場にあるかというと 実はかなり疑問になる。
とはいえプレーステーションやスーパーファミコンなど1000万台を超えるものと比べるとまだまだ 1%程度というレベル。これからの売り上げにかかってくる。

これはサターンの時にもそうだったけれども「バーチャファイター」が家庭でわずか数万円でできる、という 点は大きい。 あの時から比べてはるかにグラフィックなどの処理能力が格段にあがっているのが体感できる。
ただ、ちょっとさびしい。
当時はパソコンと比べて圧倒的にゲームの質において差があったが、今回はむしろパソコンとくらべてやや劣るという 感覚がある。ゲームをみてもサターンの時は、サターンって凄いなぁ、という感じがあったけれども、 今回はDCがどうのこうのではなくPowerVR2って性能が高いんだな、っていう 感想しか出てこない。この辺がちょっとさびしいところではある。
でも、ゲームができれば幸せなのでそれはそれでいい。

私はAT互換機での不安定さとグラフィックアクセラレータのあまりにも代替わりの速さにもう疲れた。
もう組み立てなんて当分やりたくないし、パソコンはノートだけでまとまっていればいい。
不安定なのが自分が原因ならそれを取り除くように自分で解決すれば済む話だが、基本的なOSからして 不安定なんだからもういやだ。
ゲームをするにはWindows以外に現実的にありえないからもうだめ。まともなアクションやシュミレータ系は アメリカからしかでない上にローカルコードを埋め込んでいるものさえあっておもしろくもなんともない。
「移植」や「和訳マニュアル」なんかどうでもいいから日本語Windowsの動作保証をしてくれれば良いのに。
まぁ、遊びたいと思うタイトルも最近はないから別にいいんですけど。

そんなわけで、きちっとまとまったDCは私にとって渡りに船。
ゲームマシンなら買ってそれで終わりだし。あとはゲームを買ってきてぽんとセットすれば良いというお気楽。

そうすると
  • 単にあちこちの部品を集めてまとめあげたという結果になったSEGA
  • すっかり堕落した私
    が、しっかりとマッチしてしまった。
    なんかすっきりとはしないものがあるのは否定できないが今日もバーチャファイターで遊べればそれは それで幸せなのでよしとしよう(笑)

    おまけ。インターネット環境

    モデムもついている。WWWブラウザやメールシステムもついている。
    とっかえられる仕様になっているそうだが、多分とりかえないで終わるだろうな。
    電話回線が336ではすでに限界だし、有線電話をとりまく状況が劇的に変わるとはNTT支配の日本では ありえないことだし(断言)

    ブラウザはCDから起動するのでバージョンアップは造作ないだろうし、 場合によってはサードパーティからの発売も可能だろう(日本ではありえないだろうが)。
    ブラウザとしてはそこそこ良くできている。かな漢字変換システムも辞書がそこそこの出来なのでキーボードを購入すれば メールの作成なども大変ではないだろう。

    有線でのメールシステムとしての選択肢としても十分ありえると思う。
    パソコンはなんだかんだいって高いし、面倒だし、変にいじると壊れそうだしという印象があるようだけれども DCならただのゲームマシンだからそんなことはないだろう。
    ワープロでメールというのも選択肢だとは思っていたが、ワープロなんてほとんど使わないし、それより ゲームもやってみたいな、という人には薦められるものだと思う。

    逆にDCを買ったのでついでにメールアドレスももってしまう人も多いかもしれない。
    「ハンカチ落し」ゲームでプレゼントをするキャンペーンを貼っている。
    これはSEGAが無差別に 登録者(つまりメール登録した人)にメールを送り、受け取った人は12時間以内に返信をするとプレゼントが 当たるという企画なのである。つまりはこのゲームに参加するとメールアドレスを自動的に持つことになるのだ。
    電子メールというものに慣れさせるということでは、稚拙であるという感は否定できないけれども、 こういうことをやる事自体はよいことだと私は思う。
    まぁ、クレジットカードを持てない子供が多いとは言え、課金の収集がプリペイドカードを買ってそのスクラッチ 番号をいれるというのは・・なんか途中で面倒になって放棄する人が多々出そうだなぁ。
    クレジットカードだと自動的に落ちるからほっぽっておいて結果的に使いつづけるというパターンが (良い悪いは別として)起こるからユーザーとしては堅持できるんだろうに。

    あらためて読み直していると誉めてるのかけなしているのか訳わからないなぁ。
    いいですよ。ドリームキャスト。これは買いですよ。
    でも欲しいゲームがないとね。やっぱり。まだまだ先は長い。
    セガはやっぱりコアなユーザーが多い。これはこれでカラーだからしょうがない。
    だからコアなゲームが多い。これもしかたないわな。

    でもやっぱり、ドリームキャストには「夢」や「未来」はみえないんですけど・・・



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