WonderSwan(Witch)で日本語入力への野望

背景

WonderSwan(WonderWitch)のPDA化というのはある意味、夢でしかない。
色々問題はあるが、最大の問題は文字入力、特に日本語入力であろう。

これはWonderSwanに限らず、携帯電話など一般的なキーボードを搭載できない超小型携帯機器にはつきものの共通の悩みでもある。
そこでジョイスティックでも入力できる、つまり基本はわずか6ボタンでも入力ができないものか、というのが発想の原点である。
旧来よりジョイスティック系の入力形式としては“十字キー+ボタン2つ”が基本である。
このかぎられたボタンで50音をいかに早く入力できるか、を考察する。
ただし、当然限界があるし、最近のジョイスティックの多ボタン化もあるのでこだわることはしない。
メニューなどで階層化してかえってそれが入力の足枷になっては無意味だからである。

キー名称定義

十字キーをX1,X2,X3,X4
ボタンをA,B
とする。
一般的にはX1=上、X2=右、X3=下、X4=左である。

方向性

覚える必然はない、つまりガイドラインは表示する。しかし慣れて覚えてしまえばタッチタイプで入力できるというイメージで進める。

キー割り当て

X1〜X4をシフトキーのように考え、AとBで入力。
1ストローク目
A押B押
NULあ行は行
X1か行ま行
X2さ行や行
X3た行ら行
X4な行わ行
2ストローク目
A押/B押
NULあ段
X1い段
X2う段
X3え段
X4お段

入力例

例1:“せ”を入力する場合。
X2を押したとき、 メニューは「さ し す せ そ / や い ゆ え よ」 が表示される。
X2を押しながらAを押すことで“さ行”を選ぶことになる。
すると「さ し す せ そ」だけが表示される。
この5つをA,X1+A,X2+A,X3+A,X4+Aの5通りで選ぶイメージになる。
“せ”は“え段”なのでX3を押しながらAを押す。
まとめると[X2+A]→[X3+A] で“せ”が入力される。
例2:“は”を入力する場合。
なにも押していないと メニューは「あ い う え お / は ひ ふ へ ほ」を表示している。
ここでBを押すことで“は行”を選ぶ。
すると「は ひ ふ へ ほ」の表示になり、ここでBを押せば“は”が入力される。
2度目の押しはAでもBでも同じとしている。 このようにすればB→Aの運指が減るメリットがあり、この例では単にBを2度押せば“は”が入力される。

ストローク数

これにより4+2ボタンで50音入力が可能となる。
基本的には2ストロークで入力可能だが、シフトを0.5ストロークとみれば2〜3ストローク/文字となる。
また右指については1文字入力あたりは2度押すだけなので実質入力速度は通常のキーに比べて見劣りがしない。

課題

濁音、半濁音、拗音についてはまだ良いアイデアがない。

他のキーを割り当てるとするとY3でサイクリックに動かすという手がある。
たとえば“ぱ”の場合でいえば “B”→“B”入力して“は”を確定した後、Y3キーで“は”→“ば”→“ぱ”と切り替わるようにする。
拗音も同様に “つ”→“っ”→“づ” と切り替わるようにする。

というわけでサンプルプログラム

とりあえずプログラムを置いておきます。雰囲気だけは楽しめると思います。
転送後、ファイラで「仮名」を選んで実行してください。
ただし、濁音、半濁音、拗音は未サポートですし、BackSpaceも効きません。
プログラムの終了はSTARTキーです。

ソースと実行形式(.fx)・・wskana00.lzh(2.28kbyte)


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