PC静音計画 Part.3

考察

さて、以前よりいくつか改善を行ったので書き留めておく といったところか。
今回の御題は「DVDプレイヤーとして使えるか」である。

DVD-ROMドライブ

事前調査をしたところDVD-ROMドライブというのは殊(コト)のほか五月蝿いものであるらしい。
その中でいくつかの対応策というものがあって
・静かなドライブを購入する(あたりまえか)。
・改造して振動・動作音を抑える。
・回転数を抑えるツールを使って音を抑える。
ということらしい。
どうもどちらも私の好みの話ではなくて見送っていたのだが、そのこうしているうちにPlextorから「Video-DVDを挿入すると自動的に2倍速になる」というものが発表された。
PLEXCOMBOというシリーズらしく、PX320Aという型名になる。
CD-R/RWコンボというのが余計であるがついていても実害はないと思われたので気にしないで購入に踏み切った。
価格も実売で2万円程度(去年の11月程度に購入。現在ではもっと下がっている)で他の候補のドライブが実売で1万数千円という感じだったので購入した。DVDソフトもついているしCD-R/RW焼きソフトもついているのでその差を考えると殆どないだろう。
結果を言えば実に良好。このドライブが五月蝿くてDVDが鑑賞出来ないという話には全くならない。
CD-ROMモードはやたら五月蝿いがまぁ、高回転ドライブはこんなものだろうし、どうでもいいことなので無視しておく。
ちなみにDVD-ROM読み込みは最大12倍である。

とことん安いドライブを購入して吸音材などを使って低騒音改造をするというのも面白い課題ではあるのだが,どうもそこまでやる気力が無い。
きちんとそれなりに高いちゃんとしたつくりのドライブを購入するほうがやはり筋は良いしなによりも楽である。

電源ファン

電源においてファンだけ入れ替えるというのはリスクが高く、一般に推奨できるものではない。
冗談や脅しではなく、部品からの発火、爆発の可能性だってある。
AC100Vラインのショートという事態になれば家屋の電源配線事情によっては屋内配線からの発火、即ち家自体が燃えるということへの原因となることさえ否定できない。
そのようなことのないよう、安全のために、一般に売られる家電機器等は国家的な試験をパスし、合格認定を受ける必要があり、受けないで販売することは禁止されているぐらいだ。

ということで電源ユニットというものは余程の知識が無い限りはいじるものではない。
だからこそ電源ユニット自体が静音であるという設計になり、試験をパスしていなければならないとなるわけだ。

最近はActivePFCなるものがあってさらに発熱量減少(低ロス化)されているらしい。
発熱が少なければ僅かな風量でよいのだから即ち静かに出来る。
ファンも静かなものを努めていれているらしい。ファンメーカーの努力もありさらに静かにはなっている。
電源の外出しタイプというのもある。電源にフレッシュな空気を無条件に取り込めるという意味では電源自体が良く冷えるので電源のファン制御によってより静かになるというメリットはありそうだ。
ただしケースによる遮音がないので総合的にはどうなのだろうか。
外出しした電源ユニットを別のケースで遮蔽するという手も考えられるのでその方向も面白いかもしれない。

さて、現在で最も面白いと思われるのをみつけたので紹介する。
T-ZONEのDIY-SHOP 2Fで見つけた。
NExtWave社のSILENTKING PFCという名前でおいてあったのは350W。
ActivePFC回路搭載と書いてあり、値札は5980円と高いものでもない。
Pentium4,AthlonXP,ATX2.03,ATX12V-1.1Vの対応となっており申し分ない。
写真はここをみて欲しい。
写真でわかるとおり、最大の特徴はばかでかい12cm径FANを使っていることにある。
そしてPCケースからの露出部分は非常に開口部を多くとっている網状になっている。
12cmFANは十分低速で回転しておりほとんど音が聞こえない。(28dB以下との説明書きあり。)
すくなくとも嫌な甲高い音成分は皆無である。
もはや扇風機より静かな感じがする、という感覚だろうか。
その2で紹介したOwltechの電源はファンの擦れ音らしき甲高い音がやや生じており、それがなくなることで嫌さが大幅に減少した。
音というのは個人差もあるが、ただ音圧だけではなく、どこの周波数の音かでそれが気になるかどうか左右されるものなのだろう。
一般的な測定ではその周波数はあまり議論されず、音圧のみ測定されることが非常に多い。
この点も留意する必要があるように最近は感じている。

CPUファン

ファンをもっと静かなものに交換。
8cm口径ファンなので選択肢が多いことが幸いした。
測定値15dB以下というファンを発見して購入。
実際に装着してみるとそこまでの差があるは不明だが確かに静かになった。
吸出しと吹き当ての両方向で試してみたが、総合的には吸出しのほうがCPUの温度が低いことが判明した。
できれば吸出しをした空気を外に排気したいところなのであるがダクトをどうするかで悩んでそのままである。
下手にダクト排気にすると音も一緒に排気されることになりかねないのでなかなか難しいのである。
とりあえず通常使用で40℃は十分切っているので問題は無い。

また電源制御ユニット・・・といっても可変電圧型レギュレータにボリューム(可変抵抗)をつけただけのものだが・・・を試しに購入してこのファンの速度をいじってみた。
結果だけで言えばあまり影響は感じられなかった。
ファン自体が十分静かであり、PCケースで遮蔽されているために外部に漏れてくる音量としてはほとんど差が無い、ということなのだろう。

総括

さて、今回のポイント
これでDVD鑑賞に十分堪えうる静かさが得られるようになってきた。

もちろん本当に静かな状況では音が聞こえるのは確かだが、だいぶデジタル家電の一般的なレベルになってきている。
HDDレコーダーのClipOn(静音改造品)と比較してむしろPCのほうが静かになってきている。
少なくともRD-X3よりははるかに静かといえる。
液晶TVのファンの音が気になる環境でなければ音が気にならない、というレベルであろうか。

現在では結果としてHDDの音が一番うるさくなってしまっている。
HDDの回転音もそうであるが、時折混じる甲高い音成分が気になって仕方が無い。
元はClipOnに搭載していたHDDの流用で静かな部類のはずなのだが、これもとうとう騒音問題で使用限界になってきたようだ。
となると次はClipOnのHDDを120MBに入れ替え、現在使用の80MBのHDDをこのPCに搭載という流れになろうか。
この80MBのHDDはClipOn搭載のものよりは静かであることはわかっている。(ClipOnの静穏化項目のひとつだった)


(6/1追記)
ClipOnのをDiamondMAX120に入れ替え(\11800)、それに入っていたDiamondMAXD540(80GB)をPCへと入れ替えた。
それ以前に入っていたFireball lct20(40GB)はお蔵入りか外付け用に転用としよう。
このHDDは数m離れると動作しているのか判らないほどの静かさ、というのは大げさではなく本当に静かである。
120のほうがちょっとだけ甲高い動作音が聞こえて五月蝿い。
これで相当静かな上に以前よりもWindowsの起動が速くなったのがかなり感じられる。
システムは完全に単純COPYして移行しただけだから、これは転送速度が確実に上がっていることを示している。

総合的に非常に静かになった。ファンの風の吹き出し口から低音で風が吐き出される音がするだけである。
あとは色々性能を大幅に諦めてという選択しか残されていないように思える。
性能を向上させつつこのレベルを維持する、という方向があるだろう。
RADEONのDirectX9対応のチップでフィンだけというものも出始めたようだ。

(8/12追記)
電源の排気口につける防音フードも購入してみている。
アルミ整形のフードに防音用らしき黒いスポンジが貼ってあるだけなのだがそれなりの値段はする。
効果はというと意外というか効果が結構ある。
絶対的な音圧としてはあまり差がないように思えるが、甲高い耳障りな音域の音が吸収されるためか嫌悪感は相当減少する。
この点では値段相当かは別としてなかなかよろしい。

ただし熱的にはあまりよろしくない。
まずは外に吐き出す風路を阻害するわけだ。つまり暖めてしまった空気を排出しづらい方向となる。
それより排気風を下に曲げてしまうわけだが、大抵のケースデザインだとちょうど吹き出した風がまた吸い込まれる結果になってしまう。
つまりせっかく排気した熱い空気をまた吸い込んでしまう。

その2の記事
その1の記事
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