PC静音計画

考察

騒音の原因としては などがある。秋葉原界隈でも静音化部品が流行りとなっておりだいぶ色々手に入るようになった。

一つ一つ検証していこう。
ひとつの目安として「操作していないときに静かであること」というものを設定する。
CD-ROMドライブなどはうるさいものだが動かしていなければ無音である。

HDドライブの回転音、シーク音

近年、AV用途を視野に入れて開発されてきたこともあり、かなり静かなHDDが手に入るようになった。
HDDレコーダーやTV録画も可能であるようなAVパソコンからの要求なのであろう。もしくはPCが一般家庭に入るためには静かであったほうが受け入れられやすいのは勿論であろう。
技術的には回転軸のこすれ音を減少させる流体軸受けのものもさほど珍しくなくなったし、一方で記録密度の向上により低回転(5000回転台)でも十分な転送速度が得られるようになった。
実際に購入したが相当酷使して使用しない限りはPCケースに入れてしまえばほとんど動作音は気にならない、というか、Windowsの起動時でさえ別にうるさいという感じがない。
もはやアクセスしていなければ音は聞き取れない。メモリを十分積むなどをしてスワップを起こさせなければ、もしくは細かいプログラムが動作している範囲内についてはメモリ上にキャッシュされていればほとんど無音といっても良いだろう。
さらにこの点についてはケースにとりつけをするときの緩衝材(ダンパー)やアルミ板製の断音ケースなどがありこれらを併用することでさらに消音効果が望めるという話もある。
今回はそこまでやってもあまり費用対効果が望めないと思われたのでやっていない。
こうみると一番やっかいと思われていたHDDについてはもはやほとんど問題がなくなってきている、と思う。

CDROMドライブの回転音、シーク音

動作していなければほとんど無音であるのでとりあえず無視しておく。
動作音のうるささはひずみを持つメディアが回転するために絶対的に静かにすることは難しい。
これはむしろ16倍速くらいの回転数をもつドライブを選ぶという考えもある。高回転ではどうしてもうるさいからだ。
ドライブによっては最高回転数の制限がかけられるものがありそういうものも選ぶのも手だ。
経験上、24倍あたりから非常にうるさく聞こえるような印象が強い。

むしろDVDプレイヤーとして使う場合には問題となってくるだろうが、そのあたりは今後の課題か。

電源のファン

電源は必ず発熱する。ファンで風をあててやらないと熱をとりきれないもののようだ。
電源ユニットは感電の危険性を伴うためにケースにきっちりいれてやらないといけないという制約もある。
珍しい部類になるがケースに放熱するようなものもあるそうだ。ただしケース内の循環ファンが必要で排熱することが必要であるらしい。
私としてはもっと自然放熱できるような設計にできないのだろうか、と思う。
ケースにもっと放熱させれないか。現在ではケースはほとんど熱くならない。これはある意味、非常に勿体無い。
まぁ、そうするとケース自体の設計からとなるのでかなり大変になるのでおいておこう。
電源一体型ケースでどこかやってもらえないだろうか。

電源レベルの設計でもかなり静かにしようという試みはある。
ファン自体の音圧の減少がある。その中には風量を減らさずに風きり音をなるべく抑えるように羽自体の設計改良もあるし、ファンの基本構造自体の変更・例えばクロスフローファンはかなり静かであるのでこういうのを採用する、ファンの軸受けの改善によるこすれ音の減少、といったことがあげられる。
回転数を減らすのも効果があるので電源の熱量に対応してファンの制御を行うなどの手段もある。
これは消費電力を監視したり温度を監視したりといった方法があげられる。

電源に限ったことではないが、マフラー構造などの消音器を使って内部で発生するファンの音を吸収して外部には音を出さないという考え方もある。

これらまでいいつめると汎用性がなくなるしなにをおいても高いしPC互換機の基本構造から覆すことになる。理想論ということで現実味はあまりない。

今回購入したのはOwltechの超静音電源というものでわざと250Wと一番小さい容量のものとした。
これは75W程度までは最低回転で25dB程度(外気温25度の場合)、そこから徐々に回転数があがっていきそれに伴い音圧があがっていくというグラフがパッケージに提示されている。
実際に使ってみるとこれはかなり静かといえる。
通常の電源ファンの単純な制御では電流量と回転数がほぼ比例しているために実用上のところで結構な回転数になってしまうために結果的に五月蝿いということでもある。
ちなみに購入は秋葉原は若松通商LANLANプラザ。

CPUファン

ファン無しで使えるCPUを使う手もある。
VIAの互換CPUで600あたりでならフィンだけですむということだ。これは値段も安い。
370ソケットにささるモバイルPentiumIIIの600とかがあるそうだ。が、値段はかなり張る。
Crusoeのはりつけてあるマザーボードもある、が、これもかなり高い。

しかし、現在使っているノートPCがCrusoeの600MHzであるからそれ以上は狙いたい。

そこでCeleron1GHzで空冷ファンを選んでみた。それなら低回転のファンでも間に合いそうだ。
これならCPUの値段も十分安いしパワーもある。マザーボードも特殊なものを選ばない。 現在ではCeleronとばかにしたものでもなくFSBも100MHzであり一昔前のPentiumIIIに匹敵する。
私は自律温度制御可能なフィン+ファンを購入した。フィンは比較的大きくファンも大きめである。
CPUにはりつく板の部分に穴があいてありそこに熱検出部(熱伝対?)をいれることでファンの回転数を決める温度の検出を行っている。 スペックによると28dBとのことで一般的に30dB以下であればかなりいい線らしいので良いといえるだろうか。
実際に使用してみるとこれもPCケースに入れてしまえば殆ど音がしない。
名前は静音マドンナ静(しずか)ちゃんというふざけたネーミングながらかなり良く出来たファンであろう。
ファンがCPUより大きく、フィンが台形に見えるのは別に遠近がかかっているのではなくて実際にでかい。
購入はコムサテライト3。

グラフィックカードのファン

近年の3D戦争によってCPUと競い合うように熱量を発するようになった。
ファンがあたりまえの時代になったともいえる。
一方でややパフォーマンスは落ちるがフィンだけですむものもある。
私はRADEONLEを購入して使っている。3Dゲームであっても相当つらいものでなければ大丈夫のようだ。
ファンを使っていればうるさいというわけではないけれども嫌気があったので購入していない。
一度は最高のものを買ってどの程度の音であるかは確認すべきであろうが。
もっとも最高のものとなると高価であるので買う気にならないということもある。
これはどこでもわりと売っていたが、クレバリーにてバルクで。

総括

さて、ポイントを整理すれば これだけでも随分と静かになった。
試してみると確かに静かになっている。無音というわけではないが、TVを通常音量でつけていれば問題はないし、昼間ぐらいの喧騒であれば動作音がかすかにするだけだ。
ちなみに我が家の正面は自動車はたまに通る程度だしかなり閑静な住宅地である。
ファンの音はするが五月蝿いという印象は少なくともなくなった。
HDDレコーダーのClipOn(静音改造品)とさほど大差なくなったし、DVDプレイヤーなどのファンつきのAV機器などのレベルと比べられる程度にはなっているとは思う。
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