XBOXを売れるようにするには

XBOXがどうしようもなく不振らしい。

売れない理由は明確だ。
でているゲームが面白くなく、タイトル数が少ないからだ。

PS2陣営が勝利宣言を出したのはそのハードスペックなどではなくソフト開発陣営を含めての弱さをみとり、それが改善する見込み(ロードマップ)がまったく見えてこないからなのだろう。
さらにいえば自らの強みを知らずそれを生かせず、そして成長させることができないとみとったからだろう。

いうまでもなくゲーム機は5年なりに一度ハードウェアの改訂がされる。そういう周期が暗黙のうちにある。
その間にゲーム機を進化/成長させるのはゲームというソフトそのものなのだ。

ではXBOXの、そしてMicrosoftの強みというのは一体何か自分自身で分析できればおのずと答えはでるように思う。
札束をきればいいのだというのでは困ったものだが(笑)

開発者をどんどん増やせ

開発キットを只でくばりまくり技術提供もどんどんする。
IntenetExploreやOutlookやWindowsMediaPlayerといったそこそこのソフトをを只で配れるような太っ腹な会社であるのだからこの程度はたいしたことではないだろう。
どんどん配ってどんどんコミュニティを増やす。同人系やそれに近いところもどんどんとりこむ。
その代わり懇切なサポートや技術的指導(セミナー等)は有料でやっていけばよいことだ。
DVD-Rでも動くようになっているかは不明だがそれで同人ソフトも作れるようにしてしまう。
なんならVisualBASICとかで開発をできるようにするとかすればソフト作成者層もかなり広がるだろう。
WindowsCEで開発環境を只で配るようにしたことがどれだけの効果があったのか、それをもっと考えて欲しい物だ。
XBOXよりもそのXBOXの中身を内緒にするほうが重要だというのならば話は別だが(笑)

ロイヤリティは最初はとらない

例えば個人(同人)で商売にしていないのならとらない。
会社として儲けを出すのであれば例えば5本までは無料にしてそれ以降はとらせてもらう、という形態にする。
5本もだせば自分のところがそれで商売で成り立つのかは判断ができるだろうし軌道にのせるまではロイヤリティの負担がないというメリットも大きいだろう。
逆に大手ならば5本なんてあっという間だろうから問題ないだろう。
なによりも敷居を低くする効果があるしそれに対する恩義を感じてくれるという効果もあるだろう。

ソフト会社にたいしてパトロンになれ

さらにいえばMicrosoft社がパトロンになってあげる、というのもある。
その昔NECがPC-9801で圧倒的な首位をとっていた理由のひとつに有能なソフト会社に金銭的援助をしたり積極的に紹介したりという行動でソフト会社を支えていた(もちろんソフトによりPC-9801が支えられるわけだが)ことがある、といわれている。
そのことに恩義があるのでPC9801は多くの優秀なソフトウェア資産を保有し、その結果としてNECはハードで圧倒的な首位を、そしてそれにともなって多くのソフトウェア会社が成長して安定した後もPC-9801用のソフトウェアを供給しつづけていったという背景にはこのようなことがある、といわれているのだ。
お金があるのならばこういうところにつかってやるべきだろう。
ソフト会社は全てがライバルだということで成長してきた会社だから難しいのかもしれないがそれができないようでは救いはないだろう。

ネットワークでオンラインソフトを増やせ

Webブラウザーがあってネットワーク対応しているのだからオンラインソフトをどんどんとりこめるようにする。
しかもHDDが内蔵ではないか。なぜこの強みを使わないのか。
作る側の実際はPCで作ってWebサイトに発表するだけだからPCとさほどかわるものではない。
ブラウザと実行環境はもちろん仮想マシンともいえる環境にして絶対にウィルスでシステム自体が壊れるようのないことはいうまでもないことだが、さほど難しいものでもあるまい。
Microsoftも自分のサイトにアップロードサイトや特選ソフトを発表したりする。プログラミングコンテストなどで盛り上げるのも効果があるだろう。

自社ブランドのソフトはどうした?

自社ブランドのソフト、FlightSimulator,TrainSimulatorはどうしたのだ?
HALOではなくDIABLOやMechWorriorはどうした?
なんでPCで定評のあるゲーム群をがんがん移植させないのか?
強みはPCからの移植性の高さではなかったのか?
WorldCUP開催だというのになんでサッカーゲームを用意できなかったのだ?
なんでメージャーリーグの国発なのに野球ゲームがないのだ?

しかし実行できるかは別物

つらつらと思いつくまま書いたが、いうまでもないがこれらは決して目新しいことではなくPCやゲーム業界での成功、失敗をちょっと分析していれば思いつくことだ。
あくまで対抗策は本体の値段を下げてということでは話にならない。
欲しいゲームがないのだったら只でも買う気にならない。
ネットワークビジネスがどうのとか同時展開とかいうのはすすめることであろうが勝者への道としては十分条件としては弱いというか一部でしかないだろう。

一番のMicrosoftの問題は自らがソフトウェアハウスであるがために、ハードウェア製造者がソフトウェアベンダーに対してなにをしてあげたらいいのか、が判っていないことなのではないだろうか。
幸か不幸か、Microsoftというのは自律してむしろソフト業界を引っ張ってきた強者であるといえるだろう。
しかしゲーム業界を支えているゲームベンダーというソフトウェアメーカーは多くは弱者である。
強者は弱者の悩みや弱さ、どうしてもらいたいかがわからない。それはしかたのないことだろう。

だからこそきっとPS2陣営は勝利宣言を出したのだろう。彼らの体質では成功できないと。
逆にいえば上記のことをがんがんやりだしたら彼らもこわいのだろう。
しかし、蓋を開けてみればなんのとこもない、適当にやっているだけにしかみえない。

おまけ1:DVD鑑賞キットを別売りにしたのは間違い

日本人はわりとオプション設定を嫌う。
値段を比べるときにもDVDがはじめっからみれるPS2と比べるときにはXBOX本体とDVDキットを足した値段で考えるだろう。そういう心理が働いてしまうのだ。
PS2という存在がある以上、ついている状態でPS2と値段を張り合い、その上でついていないものを廉価版として出すのなら許されるであろう。
多分であるが仮に最初からついているセットとついていないセットが売られたとしたらばほとんどDVDが観れるセットのほうが売れてしまうと思われる。
別の言い方でいえば本体についてこないものは(特徴)機能として認められない、という感覚でないとダメだ。
キットはぽんととりつけるだけだから、というのがつけない理屈なのだろうが日本人はそれだけでも嫌う。
DIYが拡がらないお国柄であることを忘れてはいけない。

おまけ2:HDTV画質でのDVD再生できないのか

DVD再生で拡大(+平滑化)処理をしてHDTV画質で出してくれるとしたらそれは専用プレイヤーでもそうそう得られない高いアドバンテージとなろう。
このような用途のためにPCを組み立てる(HTPCという)人もいるぐらいである。
ついでにプログレッシブ処理で525P(D2)出力や750P(D4)出力が選択できたりすればそのようなプレイヤーは世の中に存在しない(すくなくとも3万程度のプレイヤーでは)のであるから非常に強い存在になろう。
それはソフト的処理であるしPCを基盤とした融通の利くハード構成であるからこそできる芸当であり今からのアップデートで従来ユーザーに対応もできることだろう。
PS2も発売当初はソフトが出ずにDVDプレイヤーとして買っていくばかりでないのか、これでは儲からないのではという危惧が聞かれたほどだが結果的には今のような勝利状態となっている。


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