X-BOX

とりあえず

例によってお祭り騒ぎをしつつMicrosoftが日本でもX-BOXを発売した。
主たるゲームマシンを買ってきた私としても気にならないということはないが、正直言えばどうでもいいという感じがある。

キラーゲームは?

ゲームマシンの最初のハードを買うのというのは敷居が高いものだ。
ゲームマシンというのはゲームをやりたいから買うのであってハードを買いたいわけでもなんでもない。
ハードウェアがいいとかそんな動機はない。
だからこそゲームメーカーもキラーゲームの重要性を認識している。
あるゲームタイトルがでるからといってそれに連動してハード本体が売れる、そういう世界なのだから。
発売時期にそれを起こしたいから発売と同時にキラーアプリを発売する、ここいらでてこいれしたいからビッグタイトルを合わせて出す、そういうこともよく行われる。
で、結局、X-BOXにはそれがなかったようだ。
デッドオアアライブとかあるが所詮は3である。それならよっぽどPS2のバーチャファイター4のほうがインパクトもあるし、実際ゲームとしても良くできているようだ。
ねずみくす、というのがあるようだが???という感じだ。
まぁ、やってみないで評価をするのは間違いだが、食指が伸びていかないのだからこれは私としては土俵上にも上らない、というところか。
よっぽどゲームキューブのピクミンのほうが気になっている。

ネットワークゲーム

ハードとしてはイーサネット端子を標準装備。これについては高く評価できる。
なにせPCの世界ではもはやおまけにもならない、単体で購入しても千円しないで購入ができる時代である。ま、つけないほうが不思議であるともいえるが評価しておこう。
従来では日本ではどうするか中途半端な話ばっかりだが昨今のADSLの普及により一気にイーサネット接続で集約されるというのも不思議ではないだろう。
もういまさらアナログ回線で音声モデムというのはありえない。日本では結局定額での音声電話は実現しなかったのだ。それよりも先にADSLやフレッツISDNなどで定額のほうが先に一般化してしまったのだ。
だからあとはソフトウェアの問題である。
SEGAがファンタシースターオンラインの話もあるようだしユーザーに追加のハードを要求しないのだから問題はないだろう。
紹介サイトによるとメールやらWWWブラウズぐらいはできるようだが(ドリームキャストにさえできるのだからあたりまえか)。
本家サイトにいって確認しに言ったのだが、例によってX-BOXのサイトはNetscapeでは正常表示されない。
スタイルシートを使ったりいろいろごちゃごちゃやっているようだが流石はネットワークをリードする会社といえよう(笑)
果たしてWindowsCEとかでちゃんと表示できるのかな。
まさかX-BOXでちゃんとみれないなどという笑えることはないだろうなぁ。
ま、いずれにせよこのサイトはCookieをぐちゃぐちゃと要求するので私的には危険サイト認定ということで踏み込むのはやめておく。

高解像度への対応

つまりは従来テレビの解像度ではなくハイビジョンクラスの解像度での表示である。
X-BOXではこの解像度にも言及している。これについては期待ができる。
できればWWWブラウズやメール使用時にも使えればいいのだがどうなのだろうか。
従来テレビの解像度はよくてもVGA程度であり、ハイビジョンはXGA〜SXGAクラスの解像度がある。(インターレースという問題はあるが例えば液晶やプラズマディスプレイのテレビ、D4対応テレビならばそこでプログレッシブ化されているのでほぼ問題はない)
この解像度の差が実作業において非常に大きいのはいうまでもないだろう。
話は元にもどすがゲームについてもパワーが十分にあるのであれば緻密なことはリアルさをそのまま増加させる(無論、必要なフレーム数を描画できているのは前提だが)。
ドリームキャストでもVGA-BOXでVGAで出力させることができるが、それはS端子と比較してもぼけが少なく綺麗である。モニタの問題もあるとは思うが(モニタでの処理回路の違い)色のはっきりさと解像度感は高くなる。

なんか中途半端な

例えばジョイパッドにしてもなんでUSB接続にしないのだろうか。
元々はパソコン系のMicrosoftなのだからもっとPC互換機のものを積極的に流用して有利さを導いてくればいいのに、とおもう。
マルチタップにしてもただパソコンショップなどでUSBハブを買ってきてつないでも動くようにしてしまえばユーザーも廃物利用できるし安いものを使える。

音声

5.1ch対応らしいがそれ自体はまぁ、そんなものかというところか。
プレイステーション2でも実は光接続をすればDolbyProLogicで音声がでるゲームが既に現実的に存在している。
詳しくはここでは省略するが、これに対してセンタースピーカー部分を分離して低音部分を分離すれば5.1なのだからサラウンドという意味では目新しくはない。
サラウンドはゲームにもっと導入してほしいと思っている。映像というのは現段階では正面からしかまだまだ実現できない。その制約の中でより空間を広げるのには後方からの音声による音声空間の広がり。幸いDVDの普及により5.1スピーカーシステムがとりあえず安価に入手できるという追い風もある。
もう音声はBGMや効果音だけにとどまらず、音場・空間実現の手段として実用とする時代にきているともいえる。

寿命

どこまでこのハードが持つか、ということも無視できない。
開発、発売当初に最高峰といわれたプレーステーション2のハードウェアも現在ではすでに陳腐化しつつある。それほどにもこの業界は流れが速い。
それ自体はハードウェアの性能でゲームは語れないのだから問題はない。
問題はハードウェアを出したメーカーがどこまで我慢できるか、ということなのだ。
ゲームマシンの寿命というのは出したメーカーがそのハードを見切った時点で尽きる。
現在は最高といいきっているX−BOXだが、グラフィックエンジン、CPUともにPCと比べて最高峰であるかというとそれははっきりと否定される。
ある程度コストと妥協を見た結果、きれいにまとめたPC互換機の一形態といえる。
なまじっかハードウェアがPCに酷似しているからそれは厳しい。
再度言うが、ハードの寿命は会社が見切った時点だ。X−BOXIIを試作でも匂わせただけでもゲーム市場は冷酷に反応する。
Pentiumの600MHz。さてこれはどうなのだろうか。現在はもはやCPUによってゲームパフォーマンスはさほど左右されてはいない。ほぼグラフィックアクセラレータによってきまっているので問題はないのだろうか。

おもしろいゲームを

なんにせよ、ゲームというのは楽しくなくては意味がない。
ネットワークというのはそのための一手段にすぎない。

久しぶりのアメリカ発のゲーム機である、ということもある。
もっとアメリカのゲームの日本への輸入も積極的に行ってほしい。
アメリカのゲーム文化の日本進出というのも改めて行ってくれれば日本での成功の一要因となると思う。ゲーム文化は日本が強い、というのもビルゲイツも非常に理解していると思う。そのせいか今回のX−BOXのゲームは日本製のものが多い。
しかし、それとともにPC互換機文化がアメリカや欧州のゲーム文化を全て集中させそこで育ったゲーム文化というのも捨てがたいものがある。
必要以上に凝っているシミュレーター文化、ファンタジー世界観の本場はやはり欧州、米国にある。また軍事やバイオレンスなど映画文化はアメリカのものはほんばといえるものでありそこからのゲームについては素晴らしいものがある。
私がPC互換機で遊び始めたきっかけはこれらの本場のゲームをダイレクトに接したいという要求が非常に大きく占めている。
正直をいえば最近美麗さにばかりこだわりゲームの本質、楽しさの本質からかけはなれてつまらなくなっていたので最近はちっともやっていない。
Windows時代になってかえって相手を選ぶようになったせいもあって嫌気が差していたのだが、最近はかえって安定するようになっているようでまた手をさしていこうかと思っている。
ちょっと前になるが「アリスインナイトメア」は傑出の出来であった。
あれは日本人にはそうそう創れるものではない。
もっとアメリカ人にも頑張って欲しいものです。

コラム一覧に戻る
トップページに戻る