IT教育なるものについて

ひところ騒がれたIT教育なるものについて。
いろんな論議やら盛り上がりを見せたが最近は落ち着いてきているようだ。
わたし自身がパソコンとか噛り始めてからはや20年が過ぎた辺りでなんとなくこの手のものに必要なものっていうものが見えてきたような気がする。
その辺を今回はつらつらと書いて行きたいと思う。

ITってなんだっけ

なんの略語だかわけわからんで使っている雰囲気もあるので改めて書いて置こう。
ここで既におかしくなっていて議論が意味なしになっているケースもよくみかけるからだ。

Information Technologyを略してITとしている。
Information = 通知, 報知, 報告, 情報, 聞き込み, 資料 (data)
Technology = 科学技術, 生産[工業]技術, テクノロジー; 技術的[科学的]な方法; 工芸(学).
(共にリーダーズ英和より引用)
例えば情報工学といえるものなのか。情報工学と言えば大学の工学部に情報工学科というものは多く存在する。
そんなものを一般でやるわけもないのでもう少し簡単に考えると情報や資料をなにかする技術的な方法、ということなのだろうか。
それにしても御粗末な話が多いのだが。。

小中学校でIT教育ってなんだろ

結局パソコンをいじってなんかお茶を濁している例がわりと多いらしい。
まぁ、小学生の年齢あたりは怖い物知らずなのでとりあえずパソコンを触って怖いものではないというぐらいを認識させるのは必要なことかもしれない(笑)
少しましになると検索エンジンで調べ物をさせたりくらいはさせたりしているようだ。

ちょっと心配なのは検索エンジンの結果というものはどういうものなのか、ちゃんと教えているのだろうか、ということにある。
大人たちの方は文字でかかれているものはすべて正しいかのような錯覚をしてしまっている。
例えば新聞に書かれていることを鵜呑みにしたり、ということだ。
書籍に書かれていることはしっかりとした根拠が有り記述されているのだからまず間違いはないと考えたり。

検索エンジンの結果というのはかなりの部分が個人の趣味のサイトである場合が非常に多いのはいうまでもない。(探すものにももちろんよるが)
結構いいかげんなことを書いていたり間違いも多い。
個人が趣味でやっているわけだから私は責任を問うつもりは毛頭ない。
あくまで一つの実例、一つの意見としては貴重なものであるからだ。

夏休みの宿題などでどっかのサイトを印刷しただけのものが提出される例が散見された、などと報じられるとちょっと心配になる。
この行為自体がいろんな意味で問題があるが、なによりも上記のことを少なくとも教えていないのではないか、という心配があるのだ。

学級新聞をつくったり、学校のWebサイトをつくって学級単位で記事をつくったりということをしているところもあるようだが、それはなかなかよろしいことだな、と思う。
特に自分たちでWebページを作れば色んなことが見えてくると思う。
私自身も自分で作るようになってからようやくWebの世界が見えはじめたような気がするからだ。
なによりも文章力がつく。不特定の人から読まれるかもしれない、という緊張感は良いものだ。
他の学校のひとたちはどうしているんだろう、と考えて調べて研究したり、それをきっかけに交流がはじまったりするかもしれない。

タイプライターは教えないのかな

自己流の人も非常に多いのだがタイプライティングはぜひとも子供たちにしっかりと教えてやってほしいと思う。
私としては英文字もしくはローマ字を覚えるあたりでもいいと思う。
また、今時のパソコンスクールでもぜひともやって欲しいものだが。

私が最初にタイプライターをいじったのがちょうどそのころでなぜか非常にタイプライターを欲しがって親に買わせてしまったらしい。
私自身は単にかっこよさそうという感覚があった気もする。
親も英語関係ならということで無理をして買ってくれたようだ。
私は早速学校の図書室からタイプライター教本を借りてやりはじめた。
借りれる期間が2週間だったのが却ってよかったのか、ちょうど2週間の教本をきっちりと終了していた。
それが今になっても生きている。

私はあくまでローマ字打ちでいいと思う。カナ入力は必要ないと思う。
もちろんプロの文字打ちの職種になろうかというのなら別だが。
つまり英文字26の位置+ちょっとを覚えればいいだけだ。

指2本でというのは極端だが本質的に似たような人は非常に多い。
なによりも手元を見て打っているのは明らかに効率が悪い。
ぜひともほとんど打っている間はぼんやりと画面を見ているようなスタイルになってほしい。
手元を見て打っているのは思考もそっちに行ってしまっている。
ぼんやりと画面を見て思考はフル回転で考えるべきことを考えて欲しい。
それが効率を圧倒的にあげてくれる。

註1としてタイプライターの覚え方を簡単に書いておくのでぜひともやって見て欲しい。


プログラミングは教える必要があるのか

プログラムができるのは百人に一人の才能とかいわれた時代もあった。
プログラムに必要な才能というのは論理的な思考とくだらないこともこつこつできる愚鈍な思考だ。
そして何回も同じようなくだらないことは絶対に嫌で、それをしないための工夫や苦労なら惜しまないという行動性格というか発想をもっていることだ。
プログラムをする利点というのは最初はえらく大変だがその次からは最低限のことをすればあとはコンピューターがやってくれることにある。
これを快感に思えることがプログラムの世界で楽しめる大きな要因であると私は思う。
でも、ここまで教えるのは多分無理な注文だと思う。
ただ、部活とかサークルとかではやってほしいな、と思う。
部活とかの経験からプロになったりする人もいるだろうし選手にならずともスタッフやコーチになったりするだろうし、会社や草なんとかで続けて行く人もいると思う。
コンピューターだってそういう時代だと思う。結果としてプロにならずとも遊びでプログラムを作るひとは大勢いるし、会社の仕事の補助でプログラムやマクロをちょろっと書く人もいくらでもいる。
だからとっかかりで色々教えて上げてほしいとおもう。
せめてまだパソコンを買えない家庭の事情の子供もいるんだろうからせめて学校の放課後の遊休施設を使わせてあげてほしい。

会社でさえ

企業でさえITスキル試験などと称してMS-Word/Excelの操作方法の試験を行っていたりする。いや、私の勤めている会社だが(笑)
いばれたことではないが私はMS-Wordは大嫌いだしあんなものの操作方法を覚える必要性など感じないので見事に試験に落ちた。
私用は論外として貴重な業務時間を割いて勉強する気になどならない。
そもそも件の試験自体も随分といい加減なものであったのにも立腹している。
その昔、ワープロ試験があったが、試験問題はある指定された書面(イメージと素文が指定される)を完成させることであった。はるかに正しい。
件のはというと4択でこのメニューはどの階層にあるとかそんなくだらない無意味なものばかりであった。文書作成能力を問う物は皆無だった。
自分の直近でこうなのだが、私のところがたまたま最低ランクの話であってほしいと切実に思うばかりである。

だいぶ長くなったが

およそITという話以前の段階で終わってしまったが、実際はこんなものなのかもしれない。
教育というのは教育する側が教える事柄を熟知していなければできない、というのが基本中の基本なので、その前提から崩れているのだろう。
まぁ、始まったばかりだし改善を重ねて行く努力さえ惜しまねばよくなっていくだろうと期待したい。
そのためには現状はまだまだ途上で改善が必要という意識を持ち続けることなのだろう。



コラム一覧に戻る
トップページに戻る
(註1)
教本に書いてあったエッセンスを今のパソコン流に解釈して書いてみる。
原則:絶対に手元を見ないこと。手探りでもいいから見ないこと。
一日目
ホームポジションを感覚でおぼえること。
左手小指をAに,薬指をS,中指をD,人差し指をFに。
左手小指を;に,薬指をL,中指をK,人差し指をJに。
親指はSPACEキーに。
キーボードに向かったら軽く置く感じで常にいることが基本。
以降、自己流のひともキーボードを前にしたらまず手を置く。手がいったん止まって考えている時もこの状態を保つ。
二日目
左指のホームポジションの下の文字を覚える。
asdfasdfasdf・・・とまずこれだけたたき込む。
左手の指を動かしながらasdfと。
逆にしたりランダムにやってみたり。キーボードがなくても机の上でも歩きながらでも自動車のステアリングを握りながらでも、風呂の中ででも。
パソコンの前に座れる時間があればキーを打ちながら画面をみているだけでもいい。飽きるまで続けよう。
重要なのは感覚で打てるようになることだ。歩いたり息をするのと同じくらい自然に意識しないでできるようになること。
意識しないでできるようになるまで強く意識して繰り返す。
これは何においても上達への基本である。

三日目
jkl;jkl:・・・そう、次は右手のホームポジションの下の文字。
同じようにどこでもやろう。
意外と空き時間はある。昼飯がでてくるまでの時間、電車待ちの時間。
細かく使おう。その方が実は上達が速い。
忘れて覚えてまた忘れて覚えて。何度も繰り返す。
繰り返すことで染み付く。
一生ものだと思ってしつこくやろう。
ちょっと飽きたら二日目の復習もしておく。

四日目
左手上段。QWERT。
Qは小指、Wは薬指,Eは中指、RとTは人差し指で打つ。同様にひたすら繰り返し。

五日目
右手上段。YUIOP。
YとUは人差し指、Iは中指、Oは薬指、Pは小指。

六日目
左手下段。ZXCVB。

七日目。
右手人差し指下段のNM。
あと右手でJKL;に加えてHを。
左手のASDFに加えてGを。

これでアルファベット全てを制覇した。

八日目からはともかく練習。
ゆっくりでもいいから確実に押せるように心掛けよう。
そのうち自然と速くなってゆく。
たまには逆にミスを気にしないで速く打つ練習をするのもよいだろう。

横に英文字をおいてそれから目を離さずに打ち写すという練習も良い。今はインターネットで簡単に英文字文章は手にはいるから、それを印刷しても画面上で表示させながらやってもかまわないだろう。
少し慣れてくればローマ字打ちをはじめてもかまわないだろう。
これは各自工夫すればいいことだし、英文章は自分の好きなジャンルのものを選んで打った方が楽しいのはいうまでもない。

忘れても手元を見ずに手探りで押してみつけ、覚えるようにしよう。
覚えていないな、と思ったらその部分の練習を常にする。
覚えるのは頭でなくて体だからそのことは忘れずに。
頭で覚えておくのは体に覚えさせるまでのつなぎと考えればよいのだ。

あと、シフトキーはそれぞれの小指を使って押すようにしよう。
例えばFを押す時はシフトキーは右の小指で押しながら左の人差し指でFを押す、というようなことになる。
慣れるまではわけわかんなくなることもあろうがそのうち慣れてくるので落ち着いてやっていけばよい。
ノートPCだと機種によってはつらい場合もあるので左側だけでなんとかせざるを得ないかもしれない。
その場合は小指の代わりに薬指で押す。要はなるべくホームポジションから指を動かさないことが重要なのである。

記号はキーボードによって異なる場合が多いので特に完璧に覚える必要はないと思っている。何よりも使う頻度は少ない訳だから必要性も低いからだ。


(註2)例えるのなら言葉の通じない人に、いかに作業を教えてやれるか、だ。
数年前に「電波少年」という番組があり辞書と原地の人がいる、というだけの環境で全く聞いたことのない言葉を覚える、という企画があった。
私はこれが非常に近い物があると思った。
彼は何度か違う言語に挑戦するうちに覚えるコツを会得していったように思えた。これも似ている。
世の中にはいろんなコンピューター言語があるが、まず、どれか一つを覚えるのはかなり大変だと思う。しかしいくつかやっていくとだんだんとこつが掴めてくる。覚えも速い。