Degital-BS

デジタルBS放送って


本放送が始まってから随分と経つデジタルBS放送。
業界の期待を背負って開始されたがどうにも伸び悩んでいるようだ。
それもそのはず、多くのユーザーにとってはメリットがみえてこないからだ。

なにが必要なのか


チューナー


なのは誰にでもわかることだろう。専用のチューナーが必要となる。
出たてのころはこれが高かった。なにせ10万円もする。対応TVは同レベルのものより15万も高かった。
実はこれでも赤覚悟の価格だったという。
それでも発売・開始をしたのはフルデジタルのシステムであるからに他ならない。
PCを引き合いに出せば判るとおり、デジタルICというのは世代が進めばあっという間に数分の1というオーダーで値段がさがる。
つまり数年もすれば数万円程度になり、すぐにTVのレベルで言えば「誤差」に入ってしまうだろうという読みであろう。
事実、既に6万円台、私は特価もろもろを含めて税抜き5万円以下で入手することができた。無論新品である。
また待てばどんどん安くなる。ではどこで買うかは個人の自由であろうけれども。

BSアンテナ


これは従来のBSアンテナが使える。
既にBSを視聴していたり共同で引いていたりすればそれを流用すれば済む。
買ってももう1万円しないようだ。

TV


実はこれが一番問題。
デジタルBS放送というのはハイビジョン放送(1080i)番組が殆どなのでこれへの対応TVが望ましい。
いわゆるハイビジョン対応TVである。
しかし殆どのチューナーにはいわゆるビデオ出力(NTSC)もしくはS端子がついている。
次点としてワイドTVなどがあげられる。16:9番組だからだ。
実は普通のTVでもとりあえずは問題はない。その場合解像度なのは思いっきり犠牲になるが。
逆にいうとハイビジョン放送が始まるといわれてうっかりとハイビジョン対応TVを買わされてしまった人にとってはようやくそのときが来た、ということになる。ワイドTVもしかりであろう。

なにがメリットなのか


まず、高画質であること、があげられるであろう。
ハイビジョン放送であるため解像度が段違いである。
従来放送がパソコンで言えばVGA以下に相当するが、ハイビジョン放送はSXGA程度に相当する。キメの細かさが違う。
ただし小さいTVではあまりメリットがない。
逆に言うと大きなTVであるほどメリットが生きてくる。
一般に30インチを超えると従来放送ではアラが目立ち始めて厳しくなってくる。DVDあたりであればまだぎりぎりといったところだが、40インチ、50インチといったディスプレイではもはや耐え難いものがある。
このレベルにこそハイビジョン放送はメリットを発揮する。
大型TVにはデジタルBSチューナーが標準であるのは当然であるといえる。
そしてデジタル放送であるからノイズやゴーストが皆無に等しい。
いわゆるデジタルノイズはどうしても残るが写真やアニメなどをみるとまるでPCでの画像を視ている様に鮮明。
普通のTV放送をみるとこんなに汚かったのかと逆に思ってしまう。
色ずれも起きない(従来放送は原理的に必ず起きる)ので色の再現性も安定している。

斜めにみたメリット


ひとつ上に書いたことはいわゆる一般論。
こんなことは面白いコンテンツがあって初めて成立するはなしで綺麗さをいうのは本末転倒技術偏重。
私が期待したのは綺麗さなどはおまけだった。
まず、コンテンツには大別して3つある。
TV放送、ラジオ放送、データ放送である。
一番期待したのは実はラジオ放送であった。
なにしろ番組がたくさんある。
私の住居地ではFMで2局、AMは不安定で1,2がやっと。部屋の奥では電波が来ないという状況。
そんな中でのデジタルで高音質で安定して受信できる放送というのは実に魅力である。
DJ中心だったりオペラ専門、クラッック、JAZZそれぞれ専門という感じで色々な番組が成立している。
中には画像中心で音楽は添え物という形だが結構いい音楽を流していたりもする。
実際、私の使い方はそれが主導である。
で、たまにデータ放送。天気を調べたり週間気温推移を見たり。
郵便番号を入れておけば自動的にその地方の天気を表示してくれたりというのは便利である。
またデータ放送でも音楽を流しているものもある。
ただしデータ放送といっても双方向なんたらというのは全く興味がないというか使う気になれない。
電話回線を使っていちいちアクセスをする仕掛けになっており、そんなもの電話代がもったいないじゃないか。という気持ちにしかなれない。
もはやブロードバンド時代、などというのは恥ずかしいが、つなぎっぱなし定額でネットに繋がっている、というような状態の人間にとってはそういうのを使わないで電話をいちいちかけるなど時代錯誤もはなはだしいとしか思えない。
もしかしてフリーダイヤルにかけてくれるのかもしれないがどこにもそんな保証はないわけだし。

つーわけで


トータルで結構メリットはあると思う。
買っての後悔はしていない。
とりあえず普通の放送コンテンツはこれからだろうけど、地上波で見損なった放送を拾えたりもできる。
もっぱらはラジオ、を挿絵や写真を見つつ音楽を聞く、という用途で満足といえる。
また、電子番組表が電波に乗ってくるので番組表ボタンひとつで一覧が表示される。
そこから番組名を選んで押せば選曲されるのでTV欄は要らない。
細かいことだが正確な時計としても使える。正確な時間も電波を伝わってくるからだ。



コラム一覧に戻る
トップページに戻る